佐渡トラ ラン編 逃げ切り成功\(^o^)/
最終パートのランに突入。
ここが問題のパート。
3年前の佐渡では膝が痛くて後半はほとんど歩きだった。
6時間以上かかってフィニッシュした苦い経験あり。
その前に出た宮古島でも同じく後半歩いていた。
今回もヒザ痛で歩きを覚悟してのスタートだった。
左膝はテーピングでガシガシにしておいた。
だが、バイクで少し外れかけたところもあって後半までもつかどうか心配だった。
コースは、海岸沿いから商店街を廻って1周7kmのコースを6周回する。
何度も仲間や知り合いとすれ違いエールを交わすことが出来たのが元気になった。
応援のNさんにも沢山励まされ沢山元気をもらった。
感謝感激の雨あられ、だね。(^_-)
さて、ランスタート。
残り、42.2kmだ!!
折り返しまでの行きは、日差しを前方から受けてメッチャ暑い。(汗)
頭に水をかぶりしたたり落ちる水が首、肩、背中を冷やしてくれた。
暑さ対策のヘッドクーラータオルの威力が存分に発揮されていた。
帰りは向かい風だったので体を冷やしながら走ることが出来た。
バイクで先を越された仲間たちはかなり先を走っていた。
順調そうに走っていたので追いつく事は無いと思っていたが、中盤以降にアクシデントが多発していた。
商店街に入ると名前をアナウンスしてもらったり町の人の応援が凄い力になった。
応援が無かったらきっと歩いていただろうな…。
前半の20kmは何としても走り続けたいと思っていた。
そして、頑張りの下になったのはエージの順位だ。
トランジッション2でも先着したバイクは無いと思われた。
実際には2台先着していたのだが、その時は見逃していた。
1周目でウェストバックが邪魔になったので沿道で応援してくれたNさんに預けて身軽になった。
この時バイクパンツも脱いで預けようかと思ったのだが、さすがに汗まみれのバイクパンツを預けるのは気が引けたので重ね着したまま走り続けた。
〇前半(1~3周回)
事前にレースペースとして設定していたのは、6:30~7:00/kmのペース。
だが、実際には7分台の後半も記録しながらだったが、何とかエイド以外では止まらずに走り続けられた。
3周目には徐々にペースが落ちてきてエイドでの滞在時間、エイドを出てからの歩き時間が長くなっていた。
バイクで右内転筋を攣ってしまったのでエイドではスプレーを内転筋、ハムストリングス、脹脛と念入りにかけて足攣り対策をした。
エイドには食べるものはなくアクエリ、コーラ、水を飲み、時々梅干しもとりながら補給していった。
途中から本部エイドにはバナナが置いてあったが、前半はそれを食べる事はなかった。
前半の21kmが、2:31:18と自分としてはまずまず。
途中で、Mさん、Oさん、Kさんが体調不良で歩いていた。
暑さで水分の取り過ぎか熱中症でやられていたようだ。
その後、MさんとKさんは途中棄権していた。
やっぱ、過酷なレースだったんだよね。(完走率約70%)
〇後半(4~6)周回
後半に入った途端、急に疲れが出てきて一気にペースがダウンした。
日差しが弱くなってきたのでクールヘッドタオルをとってサンバイザーだけで走り始めたのだが、突然頭がクラクラしてきた。
急に頭を開放してしまったのでのぼせてしまったのか???
すぐにヘッドタオルをつけ直し走り始めたら徐々に元気を取り戻してきた。
この頃、足首も痛み出していた。
膝は、着地の仕方に気を付けて横向きの力がかからないように気をつけながら走っていたせいでギリギリのところで持っていた。
3周回目に仲間が自分のエイジ順位を教えてくれた。
その時は3位という事で、何とか逃げ切りたいという気持ちが自分を支えてくれていた。
ここからはとにかく逃げ切り物語の始まりだった!!
4周回目に仲間から「始めは50分もあった差がもう4分にまで縮まっている!!」と教えてもらった。
この頃は、疲れMAXで歩きたいと思っていたのにこんなに差が縮まっているとは・・・・。
お尻に火がついた、とはこの事だ!!
5周目には、本部エイドでバナナを食べてエネルギー補給して、自分に発破をかけてペースを上げた。
ヒザ痛対策として、接地時間が短くなるように腰高で走った。
暗くなり気温も落ちてきたので走りやすくなり自然ペースが上がってきた。
だが、照明が届かない所は先が見えなくて薄っすら見えるセンターライン頼りで走っていた。
既にフィニッシュした人が大勢出てきてエイドに寄る人数もどんどん少なくなっていた。
仲間とのすれ違いも暗くて良く解らない。
この頃は、とにかく黙々と走る以外にはなかったのですれ違いも気が付かなくなっていた。
最終周回の6周目は、なかなかペースが上がらなかったのだが、沢根ASを折り返してラスト3kmになったらペースを上げるぞ!!と自分に言い聞かせながら我慢の走りが続いた。
最後の3kmは、再びキロ6後半を維持。
膝も左折するときに痛みが出たりしてヒヤッとする場面もあったが気持ちでカバーしてペースを落とさないようにしていた。
見えない敵と戦ってここまで来たが、逃げ切れたのか抜かれたのかわからないまま不安だったが、とにかく走り続けるだけだった。
商店街に戻って来てあと500m位のところで仲間が教えてくれた。
「もう大丈夫、8分以上に差が広がったから安心して!!」
と教えてくれて、ここで記念に写真を撮ってもらった。
ずっと沿道で応援してくれたNさんとも写真を撮った。
今回の大会は、選手以外はフィニッシュエリアに入れない。
なので、フィニッシュエリアの手前まで一緒に伴走してくれた。
走りながら感謝の気持ちを沢山伝えた。
応援ってありがたいよね。
凄く力になった。
Nさんと別れてついにフィニッシュゲート手前に到着。
この時点で3位確定!!
嬉しくてしょうがなかった。
ついに念願の入賞をゲット。
長かったなぁ・・・。(涙)
フィニッシュ前、3位獲得が嬉しくてWピース!!
名前を呼ばれると更に気持ちが高揚した。
ついにフィニッシュテープが目の前に・・・。
そして、長かった232.2km終点に到着。
心配した膝も何とか最後までもってくれた。
沿道の応援が温かかった。
バイクでは、腰・首・お尻が痛くて泣きたくなった。
途中で、一緒に走ったOさんが自分は体調不良なのに背中を押して勢いをくれた。
仲間とも何回もすれ違って無言のエールを沢山交わした。
沢山の事を思い出しながら、
ついにフィニ~~ッシュ!!
〇記録
時間 14:12:04
順位 371位
年代 3位 (M65-69)
長かった佐渡への道もついにフィニッシュ。
次回からおまけの話をアップしていきます。
ここまで応援ありがとうございました。
佐渡の皆さん、いろいろ準備や応援ありがとうございます。
また来年もよろしくお願いします。
完
ここまで読んでいただきありがとうございました。
労いのクリックを頂けますと嬉しいです。(^^♪
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